最高で最低な社会。

万事表裏一体である。

 

かの有名な文学者トーマス・エグザミはいった。

 

確かにそうだ。

 

自分がいいと思っていたものは、ある人にとってそうでないことはよくある。

 

物事の良し悪しは主観であるから、これは当然である。

 

 

ただ、

 

自分が尊敬する人や、信頼を寄せる他者が

進めてきたらどうなるだろうか?

 

多くの人が自分の考えを変えるだろう。

 

私は、これに対し疑問の念を抱く。

 

ある意味でこれはマインドハッキングではないだろうか。

 

自分という自我に対して、他が自分の弱点に介入することによって

その行動を操っているのである。

 

この事象が今後もっと増えていくと考える。

 

それは、近年トレンドとなった言葉、

インフルエンサーを筆頭に

 

IT業界で旬な

5G  や IoT化

だ。

 

これらにより人々の生活環境は格段に向上し

便利な世の中になることが期待される。

 

その一方で、

読者の中に、これらの技術の大元を知るものは何人いるだろうか。

 

これらの技術が実現する

スマートホーム。スマート社会。

 

これらは

人々の行動をデータ化し、

それをもとに

「便利」を生み出しているのだ。

 

ここで得られたデータは

そのシステムを編み出した大本である

Amazonなどの会社に吸い上げられる。

 

これが何を意味するのか。

 

FacebookTwitterなどのSNSを思い浮かべて欲しい。

 

我々はこれらのSNSを使い、

無料で

たくさんの情報を

得ることができる。

 

では、SNSはどのようなビジネスなのか?

 

SNSが広告の掲載費で成り立っているということを

知っている人は多いと思う。

 

ただことはこれっぽっちのことではない

ということを知る人は少ないだろう。

 

SNSは、あなたの

フォローやコミュニティ、いいね!やRT。

これらの行動をもとに

あなたのパーソナルデーターを形成するのである。

 

これではことの重大に気づきにくいと思うが、

例えば

あなたのFacebookでの10人ほどのつながりは

あなたの趣味趣向に相当するのだ。

 

150人いれば

Facebookはあなたのことを

あなたの家族以上に理解していると考えてもらって構わない。

 

つまり、企業はスマートフォームを駆使し

あなたを監視し、管理し、操作するのだ。

 

 

 

だから私たちは

何でも

便利便利と使っていてはいけないのだ。

 

良いものには

必ず裏がある。